●[立体講談(照明、音響入り)]
演題名
「はだしのゲン」原爆投下のその日まで (前説20分 本編60分)
「はだしのゲン総集編ふまれても麦のように生きるげん(前説20分 本編60分)
「安寿と厨子王物語」(60分)
「漢方復興講談」 (40分)
「平藩主 安藤対馬の守」(60分)
「チェルノブイリの祈り」(前説20分 本編60分)
「フラガール物語ー常磐炭坑余聞」(60分)
「悲しみの母子像」(60分)
●神田香織の講演(講演+講談一席)40分〜90分
タイトル例
@平和・人権
「戦後生まれの戦中派・はだしのゲンを語り続けて」
@一般、企業
「花も嵐も講釈師が語ります」
@男女共同参画事業
「バツイチ、子連れ講釈師 涙と笑いの奮戦記」
「出戻り、出稼ぎ講釈師 涙と笑いの奮戦記」
@高齢者
「講談力!長生きの秘訣」
「講談で語ってみよう、我が人生」
@地域興し
「地域興しは語りから」
「東北に寄席が出来るまで」
●神田香織の話し方教室
●防災講談
「稲むらの火ー浜口梧陵伝」
昭和12年から10年間、小学校の国語の教科書に掲載された「稲むらの火」。戦前戦中の防災テキストとして有名な話です。奇策をもって津波から村人を救い「生き神さま」と崇められた主人公五兵衛のモデル・浜口梧陵。彼の危機管理能力はどのように培われたのでしょうか。東海、南海、東南海地震の震源地に近く、昔から地震と津波の被害を受けつづけた和歌山県広川町が生んだ偉人の人間像に迫ります。
「モクベエ伝説ー杢坂の由来」
昭和37年、新潟県の松之山町(現十日町市松之山)が巨大な地すべりに襲われました。折しも昭和33年に地すべり等防止法が施行されたばかり、この松之山の大地を舞台に地すべり対策の調査法や工事工法が研究開発され、同じ被害に苦しむ全国の人々を救っていくことになるのです。まるで杢兵衛(モクベエ)の祈りが通じたかのように。…そのむかし、自ら人柱となって地すべりから人々を救ったある男の物語。
安政の飛越大地震〜砂防に尽力した先人たち〜
「佐藤助九郎伝」08.8.28初演
日本一の急流、富山県常願寺川の砂防堤防工事に尽力した人々
、「安政飛越地震」によって暴れ川となった常願寺川、日本三大山岳崩壊ともいわれている鳶山崩れが発生し、鳶山の一部だった大鳶山と小鳶山が消滅、立山カルデラに大量の土砂が流れ込むこととなった。現在でも、大量の土砂が立山カルデラに残っており、流出してしまうと富山平野が土砂で埋没するという。
助九郎16歳の頃、川普請の技術を持つその土地の「柳瀬者」を結集し佐藤組(後の佐藤工業株式会社)を設立しその生涯を川の普請に捧げた。
「掘るまいかー山古志村・手掘りトンネルの記録」(予定)
かつて日本の農村にはこんなにすばらしい自治の力があったのです。豪雪の山村、山古志村(現長岡市山古志)。つるはしひとつでトンネル堀りに立ち向かった村人たちの16年におよぶ、精神とエネルギーの記録映画(橋本信一監督)を語りで再現。
●災害講談
「稲むらの火ー浜口梧陵伝」上に同じ
「モクベエ伝説ー杢坂の由来」上に同じ
「井戸掘り五平ー浅間山大噴火余聞」天明の浅間山噴火がもとで水が出なくなった奥州白河在の泉村。父の遺言を受け「馬鹿だ、変わり者だ」と村人に笑われながらもひたすら井戸を掘りつづける五平。そして八年、名もなく愚直なだけの青年がついに命の水を掘り起こします。
「チェルノブイリの祈りー未来の物語」
広島型原爆500個分の放射能がまき散らされ、今も汚染が残るチェルノブイリ原発事故。消火活動にあたったエリート消防士は結婚したばかりでした。妻は夫を愛するあまり、妊娠している事を隠して夫の介護にあたります。「原子炉」と化した最愛の夫は毎日別人のように様相を変え14日後に死亡。側にいた妻はなぜ生きながらえる事が出来たのか?事故から10年後の彼女の独白を講談化した純愛物語です。
●戦争三部作 戦争の記憶
「はだしのゲンー原爆投下のその日まで」
中沢啓治原作のマンガを照明音響入りの立体講談で語る神田香織の代表作。1986年の日本雑学大賞を受賞。原爆を受けながらたくましく生きぬくゲンの姿を通じて戦争、原爆の実態をリアルに語り、平和の大切さを切々と訴えます。ゲンは9歳のわんぱく盛り。戦争に反対する父と身重の母を中心に貧しくとも支え合って生きています。しかし、8月6日原爆が投下され、父と姉と弟が家の下敷きになってしまうのでした。
「はだしのゲン総集編ー踏まれても麦のように」
8月6日の原爆投下から玉音放送が流される15日まで、ゲンが体験した9日間。ゲンは母と生まれたばかりの赤ん坊のため、被爆した画家の政二の世話をして生計をたてることになります。化け物のような姿になり家族にも避けられ、すさんでしまった政二は徐々にゲンに心を開いて行きますが…。被爆したが為に差別された現実がここに描かれます。
「東京大空襲ーリンゴの唄が聞こえますか」(予定)
3月10日の空襲で赤ん坊から高齢者まで10万人もの庶民が焼き殺された東京大空襲。どんな激しい戦闘でもわずか2時間で10万人もが戦死した記録はありません。生き残った人々も家族とや友人とのあまりにも悲しい別れの記憶を忘れる事は出来ません。焼け跡にたたずむ人々を励ました「りんごの唄」の並木路子さんも奇跡的に助かった一人です。
●福島 三部作
「野口英世物語」
世界的な医学者、野口英世(幼名清作)博士は1876年11月9日 福島県耶麻郡翁島村(現在の猪苗代町)生まれ。1歳半のころ、いろりに落ちて左手に大火傷を負い、後にその左手を手術。清作は、その時に医学の素晴らしさを知り、医者への道を志すことになります。若き日のエピソードを中心に語ります。
「フラガールー炭坑の娘たち」
昭和40年代の福島県いわき。常磐ハワイアンセンターのオープンまでの実話を背景に、ダンス教師と見たこともないハワイの踊りを一生懸命踊ってこのプロジェクトを大成功に導いた炭鉱の娘たちとの友情を描く映画『フラガール』を講談で語ります。いわき出身の神田香織は当時10歳、オープンの興奮をはっきり覚えています。
「キクとイサム」(予定)
キクは小学六年生。からだは人一倍大きく村一番のおテンバで、ガキ大将の少年もかないません。弟のイサムは四年生、これも相当なワンパクです。しげばあさんは孫の姉弟を乳呑児の時から育ててきました。会津磐梯山を背景に、黒人混血児の姉弟を叙情的に描く、水木洋子脚本・今井正監督1959年の映画を語ります。
「井戸掘り五平」上に同じ
●家族
「五郎正宗」
親孝行ものの古典作品。継母にいじめられながらも、誠意をつくす五郎ですが、ある日毒入りの食事を出され…。有名な刀鍛冶の子どもの頃の物語です。
「井戸掘り五平」上に同じ
1,「忠臣蔵より南部坂雪の別れ」
江戸中が「武士の鏡」と讃えたおなじみ大石内蔵助と赤穂義士47士の吉良邸討ち入り。大石内蔵助と浅野浅野内圧頭の未亡人語泉院の討ち入り前夜の物語。
2,「秋色桜」
上野公園に今でも残る桜の老木「秋色桜」の名前の由来の物語。下町に住む菓子職人とその娘お秋。ところがこの娘には大変な俳譜の才が。いまでも語り継がれている孝行娘の話。
3,「お竹如来」
江戸時代、ある宿屋に奉公にきた18才の娘お竹、よく働き、物を大事にする気だての.良さが評判です。ある日のこと、そのお竹がただものでないという噂がたったから大変。江戸の実話を元にした講談
4,「五郎正宗孝子伝」
継母いじめにあいながらも彼女の身を案じ必死に尽くす五郎。その気持ちは果たして通じるのでしょうか。子どもの虐待が話題になる今日、時代を超えて涙を誘います。
5,「名工浜野矩随」(はまののりゆき)
「名人は上手の坂をひと登り」と言いますが、その才を眠らせていた若き日の浜野矩随。ふとしたここがきっかけで目覚めてゆきます。
6,「丸山応挙の幽霊画」
自然画の元祖といわれた日本画の大家、丸山応挙の修業時代の物語。ある遊郭で出会った病身の花魁。その花魁を描いた応挙の絵をめぐる人情話です。