一般公演 |
日時 |
第59回関東地区母と女性教職員の会アンケート | 2012年8月9日 横浜ローズホテル |
岐阜県私立多治見西高校 | 2010年10月28日 多治見市文化会館 |
北海道教職員組合旭川支部 | 2009年9月9日(水) 旭川市民文化会館小ホール |
鳥取公演 主催 高教組 | 2009.8.22 |
天草「ポルト」 天草九条の会 | 2009.8.29 |
熊本市「人権啓発セミナー」 | 平成21年8月31日(月) 崇城大学市民ホール(熊本市民会館)大会議室 |
松戸市民会館 1200人 | 2008年5月3日 |
大野地区「憲法講演会」 | 2006年3月1日 |
愛媛県実行委員会代表松本修次 | 2003年10月22日 |
千葉県子どものための 舞台芸術関係者による核兵器廃絶 を実現する会・北総地区 |
1997.6.8.千葉勝田台文化センターにて |
第59回関東地区母と女性教職員の会アンケート(全体会・交流会)
戦争を知らない私にとって、とてもショッキングなことでしたが、日本人としてつないで いかなければならないことなんだなぁと感じることができました。神田さんのおかげで生 命の尊厳と平和への希求、そして人としてのあり方について、とても感じ入ることができ ました。一人一人のかけがえのない生命が、安心して安全に生きていける世の中に貢献で きる人でありたいと思いました。本当にありがとうございました。このような機会をいた だくことができて本当に幸せです。ありがとうございました。
神田さんのお話は、メリハリがあり聞きやすかったです。言葉の持つ力を改めて感じまし た。講談というジャンルの面白さも分かりました。講談というジャンルになじみのない私 にとっては、斬新でした。又、神田さんは、母親として、又子育てをする(してきた)キ ャリアウーマンとしてこれまでがんばってこられたことがよく分かり、共感できる部分が たくさんありました。滑舌の練習も楽しかったです。是非続けてみたいと思います。(朗読 の先生も、ほうれい線が消えますから、だまされたと思ってやってみて下さいねって、神 田さんと同じことをおっしゃっていました。)貴重な時間を有り難うございました。今後も、 戦争体験や被爆体験を語り継ぐ講談を是非続けて下さいね。応援しています。
「はだしのゲン」と前のお話もとても心に残りました。福島の様子や今のこと、横浜、チ ェルノブイリのこと頭の中に情景が浮かんできました。「はだしのゲン」は、学校で子ども 達が夢中で読んでいます。自分の子どもの頃もあった漫画です。でも、読めばつらいのが 目に見えるので避けていた話でした。だから原作そのものでありませんが、いい機会にな りました。また、神田香織さんの素敵な講談に、講談のおもしろさ(話す声だけでその話 の世界に入れるのは、すごいです)を改めて感じることができました。ありがとうござい ました。
今日は、8月9日、長崎原爆投下の日。今日に合った講演だと思いました。
はだしのゲン、もう一度きちんと読み直そうと思いました。目の前の家族をおいて生きる ために歩き出すシーン。ものすごくつらいものでした。現実にあったことかと思うととて もしんどいです。戦争は二度としない。原発も大丈夫、反対です。正しいことは正しいと 言うぞ!!
神田香織さんのお話には、気付いた時から行動に移す勇気を頂きました。講談「新版 は だしのゲン」はつい先日アニメーション「はだしのゲン」と映画「はだしのゲンが見たヒ ロシマ」を観たばかりでもあり、鮮明に状況が目に浮かび、涙が止まりませんでした。原 発事故、オスプレイ配備、人々が望む平和な世界を実現するために、それに反するいろい ろなことに対して自分なりの方法で、行動していくことが大切だと思いました。
力強い講談師・神田香織さんの熱きメッセージをたっぷり受け止めることができる今の私 を本当に幸せに思います。最初の一句から、会場内の人々をぐっと引きつける魅力は、あ のような語り尽くせない人生の中からだからこそ、生まれたのでしょうね。真実を語る人 の生き方こそ、このように全てを受けとめ、そこからでも明るく生きていくという真実が なければいけないように思いました。何も起こらないことを平和というのではなく、いろ いろなことを引き受けて、たくさん心を遣い、たくさん傷もつくりながら、一人一人を大 切に、本当に苦しい努力をすることなのだと思います。平和でありたいと願うのであれば、 知らぬふり、見ぬふりをして関わらずに生きてしまうのでなく、より深く、より明るく、 これからも考えていきたいと思いました。本当に素晴らしい会をありがとうございました。
講談師のお話は初めてだったのでどんなお話かと楽しみにしていました。はきはきとした 口調(語勢ということを知りました。仕事にも使えそうです。)、言葉遣い、間の取り方、 どれをとってもここち良く、一度でファンになりました。話の内容にも引き込まれました。 ぜひ静岡にも来て頂きたいと思いました。使命感という点でも感動することができました。
多治見西高校
多治見文化会館の大ホールで「はだしのゲン」。大ホールは照明音響抜群でとても語りやすかった。学校公演はぜひホールでお願いしたいものです。
多治見西高校は今年の春に広島の安田女子校から被爆桜を分けてもらい、育てている平和教育に熱心な高校だ。生徒会は女子ばかりが楽屋に挨拶s「男子は?」「よっとだけ」という元女子校。公演後の「感想」は原稿を読むのではなく、直後の思ったままの言葉でとても新鮮、心に響きました。多治見西校のみなさん、その意気でがんばって! 神田香織
多治見西高校生徒会:
このようなお言葉を頂き、ありがとうございます。驚いております。生徒会会長が香織様の好演直後にあのような感想を申し上げるとは全く思いませんでした。あのあと、会長はしきりに恥ずかしがっておりました。
翌日、全校生徒の感想を書いてもらいましたが、くれになってもまだまとめておりません。申し訳ありません。まとめましたら、お送りいたします。
本当にありがとうございました。
ご返事遅くなってしまい、誠に申し訳ありませんでした。
k-kaori:
メール、ありがとうございます。めったにコメントいただかないので、返事が遅くなってしまいました。読み返したら「よっとだけ」になってますね「ちょっとだけ」の間違いです(笑)感想文楽しみにしてます。来春の桜が楽しみですね。
(December 28, 2010 10:58:42)
多治見西高校生徒会:
ご返事ありがとうございます。
早速感想をまとめましたので、お読みください。
芸術鑑賞会感想
2年
・今まで講談というものを生で見ることができ、大変よかった。はだしのゲンでは原爆のシーンでその情景が頭に浮かぶような話し方をしてくださり、印象に残りました。
・常に笑顔で身振り手振りを入れて、飽きることなく聞くことができた。講談を初めて聞いたけれど、戦争のひどさや必死で生きるゲンの姿がとても伝わり、話の中に引きづり込まれていった。音響や証明も入れてとてもよかった。また見てみたい。
・お芝居がとてもうまく、怖さが伝わってきました。怖すぎて終わった後は、放心状態でした。とても戦争は怖いです。早く世界中で起こっている戦争や紛争が早く終わってくれることを願います。
・大変すばらしかったです。声色をそれぞれの人にあわせて変え、その場の状況を想像しやすく感動しました。講談を聞けてよかったです。
・今回初めて講談を聞けてとてもおもしろく興味を持ちました。前半は今まで知らなかった講談に触れてとても新鮮でした。知らないことがたくさんあるんだなあ、と思いました。後半では、漫画で見たことがあり、どのように話すのかと興味がありましたが、ぐるぐる変わっていく口調や動きに見入ってしまい、感動したし、おもしろかったです。お父さんたちと死に別れるシーンでは涙が出てきました。ありがとうございました。
3年
・背景がすごかった。戦争で本当にこんなふうだったとおもうとかわいそうだと思った。と同時に、戦争の恐ろしさを知った。今はとても幸せなんだと思った。
・とても内容が深いなあ、と思った。改めて学ぶことがあったのでよかった。すごくリアルに表現されていて、背景もリアルですごかった。戦争の話はすごく心に残って怖かったし、想像すると、本当に怖かった。でも講談という形で話を聞くのは初めてだったので、楽しく聞けました。
・戦争は本当に恐ろしいものだと思いました。あんなに深く戦争について聞けたのは初めてだったので、刺激が大きかったし、感動しました。いい経験になってよかったです。
・講談は全然堅苦しいものではなく、話の世界に引きづり込まれていくくらいおもしろかったです。また戦争について今まで何回か学ぶ機会があったけど、今回の講談は本当に自分が戦争を体験しているような感じでした。
・とても迫力があってよかったです。音や光など話にあわせて変わっていったので、おもしろかったです。でもやはり悲しい場面では悲しくなったり、恐ろしくなったり、私にも伝わってきてよかったです。上人物がたくさんいる中ですべて一人で演じていたことが本当にすごいなあ、と思いました。最後は子供が生まれて希望ができた感じでよかったなあ、と思い、ハッピーエンドでよかったです。
1年
・はだしのゲンは一度中学の時、映像で見ました。今回は立体講談でしたが、話を聞いていて、その場面が浮かんできました。声のトーンやボリュームを変えたり、音を使ったり、すごく迫力がありました。たたきながらやって、時が変わるように感じた。すごく工夫して語っているなあ、と思いました。映像なしであんな風にできるなんて、すごいなあ、と思いました、あのように話を聞くのは初めてでしたが、感動しました。
・「はだしのゲン」を声だけで表現するのは難しいけれど、すごい新しい表現方法ですごくよかった。はだしのゲンはテレビで見たことがあったから、神田さんの話を聞きながら、頭の中に映像が浮かんできて、リンクするように見えました。怒ったり、悲しんだり、苦しんだりを一人の声で表現するのは難しいけれど、すごい話芸だなあ、と思いました。
・生きていることの喜びを感じながら聞くことができました。これから生きていく喜びも感じながら聞くことができました。
・最初はどうなるのかなあ、と感じながら話を聞いていましたが、引きづり込まれていく自分を感じました。終わったのがとても早く感じた。とてもおもしろかったです。
・講談を初めて聞いたけれど、とてもおもしろかった。はだしのゲンがあんなに深い話とは思いもよらなかった。特に原爆が落ちた瞬間の光と音の表現がとてもびっくりしました。とても感動しました。ありがとうございました。
2009年9月9日(水)
旭川市民文化会館小ホール 講談「はだしのゲン」講演会感想
先日は大変お忙しい中、旭川においでいただき、講談を聞かせていただきました。大変ありがとうございました。北教組旭川支部の組合員から下記のように感想が寄せられましたので、お送り致します。
小学校
1.講談を初めて聞きました。原爆の日をなるべく忠実に表されているのだろうなと、伝わってきました。生々しい場面もありましたが、これがまちがいなく現実の様子だったのだと思い、改めて原爆、戦争について考えさせられました。涙を流してしまいました。(北光小)
2.戦争中の生活の大変さ、原爆や戦争の恐ろしさを講談という迫力、臨場感のあるのもで聞かせていただき、とても心に響くものがありました。日が回ってきて家族が別れなくてはいけない場面では胸があつくなりました。多くのことを考えさせられる、貴重な体験となりました。ありがとうございました。(豊岡小)
3.私の知らない「戦争」がテーマでしたが、今その場で起こっていることのように感じられました。とても考えさせられました。すばらしい講演会をありがとうございました。(高台小)
4.以前にTV番組で「はだしのゲン」を再現したドラマを見たことがあり、今回の講談を聴かせてもらうことで、より鮮明に原爆のことが理解できたような気がします。戦争まっただ中で生活していた人々の苦しみや悲しみ、そして戦争への憎しみなどが神田さんの迫力ある講談で伝わってきました。私たちは今、当時の人達からみると本当に幸せに生活していると思います。私たちにとってその当時の悲しみを知ること、そして後世に語り継いで行くことが大切なのだと考えています。大変すばらしい講談を聴かせていただいた、神田香織さんありがとうございました。(旭川小)
5.講談師神田香織さんの迫力ある講談で、原爆投下で廃嘘となった広島で、力強く生きるゲンの姿を感じました。 ・「はだしのゲン」の話は知っていましたが、講談での表現で戦争当時の様子がより一層生き生きと伝わってきました。(東栄小)
6.初めて見させていただきましたが、とても迫力のある講談でした。広島での原爆の様子が生々しく感じられ、当時の人々のことを考えると胸が痛くなりました。改めて戦争の悲惨さと恐ろしさを感じました。どうもありがとうございました。(忠和小)
7.以前漫画で読んだことがありましたが、講談で聴くとまたちがった迫力があり、感動いたしました。(プロの語りというのは、本当にすごいものですね)低コストで発電できるなどの利点が、原発にはあるのはわかりますが、理屈抜きで「核」は必要なし!と思いました。(春光小)
8.初めて講談というものを聴きましたが、さすが語り方がすばらしく、ひきこまれました。「はだしのゲン」は赤旗新聞に連載されていた頃から読んだり、ドラマで見たりしてきてよく知っていた話ですが、今回の講談でもあらためて涙しました。ありがとうございました。(春光小)
9.これまで講談というものを聴いたことがなく、今回初めての体験でしたが大変感動しました。神田さんの語り口によって、その場の様子や気持ちが伝わってきて、胸を打ちました。大人にとってはもちろんのこと、子どもにとっても貴重な体験になったのではないかと思います。本当にありがとうございました。(東五条小)
10.最初、映画やマンガと比べてどうかな?と思いましたが、朴さんとのやりとりはよかったです。(永山東小)
11.話芸や歴史についてのお話しもよかったです。聞きやすく大変ためになりました。いつか続きを聞きたいです。(北鎮小)
12.大変勉強になりました。講談自体初めて聴いたのですが、また「はだしのゲン」はTV、コミックで内容は知っていましたが表現方法が違うとこうも伝わり方が違うのか驚きました。今後の更なるご活躍を御祈念申し上げます。(新町小)
13.色々と考えさせられるものでした。映画やマンガとはちがった、伝わるものを感じたひとときでした。(旭川第三小)
14.迫力があり、その状況が目に浮かぶようで頭の中では映像化されていました。始まる前の話もユーモアを交えながら大変楽しく聴くことができました。「はだしのゲン」は私も学級文庫の本として、子どもたちに読ませました。まさかその「はだしのゲン」が講談になるとは考えもしませんでした。すばらしい講談でただただ感動しました。ありがとうございました。(台場小)
15.迫力のある話を聴くことができました。生々しい話に若干具合が悪くなりました。もう二度と戦争を引き起こしてはならない、そう心に強く感じることができました。とてもよい経験になりました。(緑新小)一2一
16.講談を生で聴けるのを楽しみにしていました。おなかからはき出す息に声をのせて、勢いよく語る神田さんに圧倒されました。漫画で読んだ「はだしのゲン」の色々なページが思い出され胸が詰まりました。『これからゲンのたくましい生き方が始まる』と期待したところで、終わってしまったのが残念でした。(千代田小)
17.とてもよかったです。当時のようすが、神田さんの迫真せまる講談からうかがい知ることができました。「戦争は2度とあってはならないこと」だし、このことを忘れず次世代に伝えていくことも大切だと強く感じる機会となりました。ありがとうございました。(東町小)
18.子どもの頃にマンガで読んだシーンが頭に広がりました。巧みな話術により、原爆の悲惨さや平和や命の尊さがより強固なイメージとして残りました。戦争体験者が少なくなっている今、語り継ぐ大切さを感じました。講談を拝聴させていただき感謝しております。(神楽岡小)
19.忘れてはならない!語り継がなければならない!子どもたちに二度とこのような思いをさせてはならない!を再認識させていただきました。(近文第二小阿部佐恵子)
「はだしのゲン」は好きな物語なので、その講談が聴けるのはすごく楽しみでした。講談は原作を忠実に再現しており、1人なのに何役も演じ、語り口調を変えながらひとつひとつの場面を再現されていてとても感動しました。ありがとうございました。(阿部さんのお子さん16歳)
中学校
1.今回初めて講談を見させていただきましたが、とても迫力のあるお話しに感動しました。「はだしのゲン」の原作を以前読みましたが、神田さんのメッセージ性を強く感じた懇談を聴き、戦争の悲惨さや人間が持っているたくましさなど、様々なことを考えさせられました。一人の教員として、これらのことを伝えていくことが大切ではないかと実感しました。大変有意義な時間をありがとうございました。(北都中)
2.マンガ、アニメとは違った迫力で身に迫ってきました。平和への願いを一層強く持ちました。効果音と迫真の語りがあいまって投下当日の様子が目に浮かぶようでした。戦争というもののおろかしさについて考えるよい機会になりました。情景が思い浮かび、戦争は絶対にしてはならない、と強く思いました。テレビやDVDなど、映像にすぐ頼ってしまうことが多いですが、講談を聴く体験もすごく大切だと思いました。ぜひ中学生でも聴かせてあげたいです。(永山中)
3.はだしのゲンのマンガも読んだことはありますが、子どもながらに戦争の恐ろしさ、平和の大切さを感じとることができたものです。神田さんの講談はそれに増して戦争の悲惨な状況が伝わってきます。体験した人の思いは、それ以上のものがあるでしょうが、このような形で語り継いでいくことが大切だと痛感しました。また、自分の家族や周り一3一
の人を大切にしていこうとうい優しい気持ちにもなれました。ありがとうございました。(緑が丘中)
4.私は講談というものを見せていただいたのは初めてでしたが、大変有意義なものでした。講談というものはもっと堅苦しいものを想像していたのですが、理解しやすい言葉と一人で何役もこなす演技力とで、とてもわかりやすいものでした。漫画「はだしのゲン」は小学生の頃に読んだことがありました。当時の私にとってその内容も絵もとても恐ろしく、途中で目を覆いたくなるような衝撃を受けたことを覚えています。講談という別のジャンルで、そんな漫画の世界をそのままに、むしろよりリアルに表現されていて、感動と戦争への恐ろしさをひしひしと感じました。特に原爆の直後の様子は想像すると本当に地獄絵図のようで、鳥肌がたちました。私たち戦争を知らない世代は、戦争というと遠い昔のこと、遠い世界のことであるかのように感じてしまいます。戦争 ・原爆の恐ろしさ、悲惨さ、戦争何土と起こしてはならないと再認識するひとつのきっかけを、今回の講談は与えてくれたように感じます。この講談「はだしのゲン」を通して、戦争 ・原爆の恐ろしさをさらにたくさんの方々に語り継いで言ってほしいと思います。また、私自身も今回の経験を生徒に還元していきたいと思います。今回はありがとうございました。神田さんの今後のご活躍もきたいしております。(旭川中藤田このみ)
5.講談の前に、講談の歴史(?)や神田さんの講談家になるまでなどを笑いを交えて語ってくださったことで場が和み、興味をそそられました。そして神田さんの講談テーマが戦争に向いたきっかけや「はだしのゲン」に出会うまでの経緯。会場の空気が劇的に変わり、講談への期待感と、ある種のおそれをもちながら、舞台に引き込まれていきました。語られた「はだしのゲン」は、映画とはまた違う趣がありました。映像がない分、語りと舞台に演出に、想像力をかき立てられます。語りに会わせた激しく明滅する光や音などは、頭に浮かぶ情景をさらに強烈に印象付け、自分たちがそれぞれに想像する地獄絵図が目の前に広がったように感じられました。戦争や原爆の話を聞くことが少なくなった今、こういった話が聞けてよかったと思います。ほんの一部のことかもしれませんが、よい機会でした。平和な今を生きている自分たちは、とても幸せだと思います。今聴けなかった生徒たちに、聴かせる機会があればと残念に思います。(愛宕中水上典美)
6.私は中学校で社会科を担当しています。授業の中で「はだしのゲン」のビデオをできるだけ見せるようにし、がんばっています。私も神田さんのように原爆の恐ろしさを一人でも多くの人に知ってもらいたい一人です漫画やビデオで何度となく見ているこの作品が、「講談」という形ではどのように表現されるのかとても楽しみにして参加しました。実際会場に足を運び、神田さんの話を聴いて、その思いに触れることができたことは私にとって大きな財産となりました。戦争の不条理さ、恐ろしさ、つらさ、悲しさ…色々な思いが神田さんの語る中岡家の人々によって会場に足を運んだ者たちに伝えられていたと思います。声の響き、抑揚、身振りをもとにたった一人で演じ、語っているにもかかわらず、まるでステージ上に全ての登場人物がいて演じられているかのようでした。その迫力ある語りにとても感動するとともに、自分の子どもにも聞かせたかったと後悔したくらいです。これからもお体に気をつけられ、多くの人に「ゲンの思い=神田さんの思い」を語り、伝えてください。貴重な時間をいただいたこと感謝しています。(旭川第二中岩瀬一弘)一4一
道立学校
すばらしい講談をありがとうございまいした。
・丁度冬に、こどもたちを連れて原爆ドーム ・資料館を見てきたので、タイムリーな話でした。
・講談を聴いていて、中学生の頃に読んだ「はだしのゲン」を思い浮かべ、恐ろしい光景が次々浮かんで来ました。子どもたちとも戦争のことについて話し合えるよい機会となりました。
・NHKで神田三陽さんのお話しをよく見ていましたので、とても楽しかったです。(前半は)話術を是非、今後の参考にしていきたいです。(旭川盲学校)
・家がこわれるところや、ほのおがもえるところがこわかった。もうせんそうがないといいとおもう。おはなしでよかった…(と涙目)(盲学校教員のお子さん6歳)
・漫画本で全部読んでいましたが、講談できくととてもよくて、心に残りました。お父さんやお母さん、進次の気持ちがよく伝わってきました。今度は是非続きを聴いてみたいです。ありがとうございました。(盲学校教員のお子さん11歳)
以上全て原文のまま載せました。今後のご活躍をお祈り致しております。大変ありがとうございました。
北海道教職員組合旭川支部2009年10月22日
鳥取高教祖東部地区教育研究集会(2009年8月22日県民文化会館)
「はだしのゲン」アンケート
@生の講談を聞き、熱演に感銘を受けた。私自身の被爆体験を中心に、学校や公民館で話をする事があるが、限られた時間で何をどう話していいのかとても難しい。講談を参考にしたい。県内被爆者500人弱、内鳥取市150人、平均80歳。今すぐ被爆体験、戦争体験の継承者となる覚悟を決めてほしい。日本人の責任です。(80才代)
@何十年ぶりに「はだしのゲン」に出会いました。こんなに現実的に想像しながら聞けるとは思いませんでした。戦争の事をうったえていこうと思います。しっかりと考えて行きたいです。(40才代)
@戦争で犠牲になるのは、いつも社会的弱者。やらせている側は犠牲者にならない事が多い。戦争を加害者の視線で語り継ぐ事も大切と思う。(40才代)
@はじめて「はだしのゲン」を読みました。(小学生)
@涙が出ました。またこのような会を催してほしいです。(中学生)
@家族が原爆で引き裂かれる事は、あまりにも悲惨であり絶対に許されまい。許してはならない。労働組合として、戦争反対・職場首切りに正面から闘う姿勢が問われていると感じた。(50才代9
@田母神氏の発言に見られるような核兵器に対するルーズ姿勢の中で、タイムリーな内容でした。核兵器容認論に立ち向かう為には、現実を語り継ぐしかない。よい内容でした。(40才代)
@国益の名のもとに、戦争をしやすい状況を作り出す世の中の風潮に危機感を覚えます。戦争を知らない世代ですが、学習し伝えて行きたい。(30才代)
@気持ちがよく伝わってきてとてもわかりやすかったです。(中学生)
@「はだしのゲン」は、テレビなどで見た事はあったけれど、講談では、伝わり方がぜんぜん違っていて良かったです。(中学生)
@迫力があった。何より、ある程度は知っていたつもりの原爆投下時の様子が浅はかだったと思った。戦争が破壊するものは、国や建物ではなく、家族やぬくもり、人との繋がりなのだと教わった。(40才代)
@毎年、平和の事を考える企画をし、考える時間を持つ事は大切です。今年の「はだしのゲン」も考える時間としてよかった。神田さんの「記憶は弱者にある、弱者の言葉を伝えて行きたい」が印象に残った。(40才代)
@「はだしのゲン」は前から本で知ってましたが、「受信」の側ばかりなので、それを伝えて行く「発信」の側にたったことがなかったので参加してよかったと思いました。(小学生)
@「はだしのゲン」「チェルノブイリ」の事実を自分自身に、子どもたちにも伝えて行きたい。神田さんのサイパンでの出会いも印象的でした。現地に行って肌で感じてみたいです。32年前にファントム事件等、隣の人にも伝えたいです。(50才代)
@教職員組合の大きな目的に「反戦」がある。このような講談は、組合員にもその家族にもよい内容だった。私も子どもを連れてくればよかったと思った。(40才代)
「人権啓発セミナー」
アンケ一卜集計講談新版「はだしのゲン」講談師神田香織さん
平成21年8月31日(月)午後2時-午後3時30分
崇城大学市民ホール(熊本市民会館)大会議室