歴史というのは人々の経験の伝承。物語とも言える。
物語には始まりがあり終わりがある。それが伝えられて歴史になる。
 福島でおこった事件は311から始まったのでなくそれ以前から原因があった、
どこまで遡ればいいだろう、果てしない歴史への眼差し。

人々が経験した膨大な物語から一つつかみ出して全体を語ることは不可能だ。

そして事件は進行中。まだ終わっていない、何百年もかかるかもしれない

 ある特定の人の物語でなく同じような経験をしたであろう人の話をつないでこの事件を記録して行く最初の試み。
 毎年一作づつ一生かけて物語をつなげていこうと決めこの大きな物語、人々が経験した物語 結末のない物語

第一話 「ある母子避難の声」
初演
2013年9月26日 本郷文化フォーラム

改訂版
2014年3月8日 福島県民大集会

作・演出 立木寅児
補作 神田香織
40分

制作 オフィスパパン

「福島の祈り」に涙、テント1000日の怒り

http://chikyuza.net/archives/45055