神田香織独演会
かたる

神田香織、JAZZを講談る

「ビリー・ホリディ物語り」

BILLY HOLIDAY
「ビリーは普通の女だった。
  その抜群の、歌の表現力を除いては」
(北村公一「ジャズ・ボーカル感傷旅行」より)
 ビリー・ホリディにはつねに「売春、麻薬、入獄」という形容詞がつきまといます。
でも、それが「なんぼのものだ」というのでしょうか?
 彼女は料理の腕が抜群で、ママ思いで、面倒見がいい姉御肌だったそうです。
これぞ、「講談」にふさわしい人物です!
厳しい人種差別のなかで、懸命に「愛」に生きた一人の女の物語り。

 神田香織


 神田香織の新作講談「ビリーホリディー物語」(45分)
 生ピアノ演奏
As Time Goes By
Beer Barrel Polka
Limehouse Blues
Hello Dolly!
Saint Louis Blues
NewYork
Travelling All Alone
Benny Goodman - Let's Dance
Strange Fruit
Left Alone
差別・貧困・偏見 身を以て闘い抜いた「女」の物語を「社会派」講談師神田香織が新たな挑戦
前半では、神田香織が歌います。
JAZZと新内 どちらも「花街」で生まれました

 神田香織が、JAZZ 歌います

 生のピアノ演奏でお楽しみください。

出演 神田香織  ピアノ
音響・照明 各1名   計4名
(予算に応じて音響だしにも対応いたします)
本編 45分〜90分
ビリーホリディ物語より「Strange Fruit」
「ここはもっとも差別がはげしい南部。
南部の木々は奇妙な果実をつける。

不思議な現実がぶら下がっている。
ある人は目をそむけ、ある人は指をさす。

血が葉をぬらし根本にしたたっている。
 黒いからだが南部のそよ風にゆれる、

奇妙な果実はポプラの木からぶらさがっている。

すてきな南部ののどかな風景、
飛び出た眼球、ゆがんだ口、

マグノリアの花の香りは甘く、みずみずしい。
するとふいに鼻をつく焼けた肉の臭い!
ここにあるのはカラスがついばむ果実、

雨にうたれ風にさらされ、日差しに腐って木から落ちる、

ここにあるのは奇妙で苦い作物。」


タモリプロデュース「J」